原材料調達ガイドライン

花王は、資源制約や地球温暖化などの環境問題、生物多様性の劣化、人権課題* など、持続可能な開発におけるリスクを認識し、持続可能な原材料の調達に取り組みます。

事業が自然資本に依存していることを認識し、パーム油や紙等の調達に関しては、原産地の森林破壊ゼロを支持します。また、中長期的には、原材料の究極的な使用量削減や、藻類のような非可食バイオマス由来の原材料等への転換に取り組むとともに、グローバル化により顕在化してきた倫理的な課題にも配慮して、持続可能な調達を推進します。

  • * 花王人権方針に従います

参考

  • 花王サステナビリティステートメント

「持続可能なパーム油」の調達ガイドライン

花王は、パーム油の調達において、生物多様性の保全に配慮し、森林破壊ゼロを支持します。

目標

  • 2015年末までに、花王グループの消費者向け製品に使用するパーム油は、持続可能性に配慮した、ミルまで原産地追跡可能なもののみを購入することをめざします。
  • 2020年までに、農園(プランテーション)、サプライヤー(ミル、リファイナリー)および第3者機関との協働により、原産地の森林破壊ゼロを十分に確認します。私たちは、保護価値の高い(HCV*1 )森林、炭素貯蔵量の多い(HCS*2 )森林および泥炭湿地林の開発に加担しません。
  • 2020年までに、花王グループの消費者向け製品に使用するパーム油は、持続可能性に配慮した、農園まで原産地追跡可能なもののみを購入します。
  • 2020年までに、花王グループ工場のRSPO*3 SCCS*4 認証取得をめざし、花王グループの追跡可能なサプライチェーンの構築に努めます。

対象の範囲

花王グループの消費者向け製品に使用するパーム油、パーム核油、およびそれらの誘導体

行動指針

  1. 農園およびサプライヤーが、RSPOの「原則と基準*5 」に合致していることを確認します。
  2. 原産地の森林破壊ゼロを確認します。
  3. 原産地のトレーサビリティを確保します。
  4. 上記1項、2項および3項実現のために、RSPO、農園、サプライヤー、NGO、専門家、および第3者機関などさまざまなステークホルダーと連携します。また、全てのサプライヤーにこのガイドラインを周知し、違反がある場合には監査を含め適切な対応をします。
  5. 目標に対する進捗をWEBや毎年発行するサステナビリティ データブックで報告します。

用語

  1. *1 HCV:High Conservation Value
  • * 2 HCS:High Carbon Stock
  • * 3 RSPO:Roundtable on Sustainable Palm Oil
    持続可能なパーム油の生産と利用を促進するための円卓会議
  • * 4 SCCS:Supply Chain Certification System
    生物多様性保全のための厳しい条件をクリアし、RSPOに認められた農園で収穫した持続可能なパーム油を使った製品を生産・販売し、消費者に届ける目的でつくられたサプライチェーンシステム
  • * 5 原則と基準:Principles and Criteria for the production of the sustainable palm oil

運用

このガイドラインは社会状況の変化や新たな知見に応じて改定します。

「持続可能な紙・パルプ」の調達ガイドライン

花王は、紙・パルプの調達において、生物多様性の保全に配慮し、森林破壊ゼロを支持します。

目標

  • 2020年までに、花王製品に使用する紙・パルプ、包装材料および事務用紙は、再生紙、または持続可能性に配慮したもののみを購入します。
  • 古紙パルプ以外のパルプ(バージンパルプ)を使用する場合は、
    ・2020年までに、原料木材の産出地の森林破壊ゼロを十分に確認します。保護価値の高い(HCV*1 )森林、炭素貯蔵量の多い(HCS*2 )森林および泥炭湿地林の開発に加担しません。
    ・2020年までに、原料木材産出地の追跡可能なパルプのみを購入します。

対象の範囲

  • 花王製品に使用する紙・パルプ、および包装材料
  • 事務用紙(コピー用紙、封筒、印刷物や商品パンフレット等)

行動指針

  1. 紙・パルプの無駄遣いをしません。
  2. 古紙パルプを主原料としていること(再生紙であること)を優先します。
  3. 古紙パルプ以外のパルプ(バージンパルプ)を使用する場合は、以下のパルプであることを確認します。
    ・原料となる全ての木材等は、再・未利用材または産出地の法律・規則を守って生産されたものであること。
    ・原料となる全ての木材等は、環境面および社会面の持続可能性に配慮されたものであること。
    (環境面)木材産出地の森林破壊ゼロが担保されていること。
    (社会面)産出地の労働者や先住民の人権に配慮がなされていること。
    ・間伐材を使用する場合は、合法性と持続可能性に配慮して伐採している国・地域で産出されたものであること。
    ・原料が非木材植物資源である場合には、未利用の非木材植物資源であること。
  4. 品質面で、以下のようなさまざまな環境配慮がなされていることを確認します。
    ・塩素ガスを使わずに漂白されている
    ・白色度が過度に高くない
    ・塗工されているものについては、塗工量ができるだけ少ない
    ・リサイクルしにくい加工がされていない
  5. すべてのサプライヤーにこのガイドラインを周知し、違反がある場合には監査を含め適切な対応をします。

持続可能性配慮の確認方法

  • 森林認証(FSC*3 、PEFC*4 、その他の信頼しうる認証)を受けているなど、適切な管理のもとに生産された紙・パルプであることが、第3者によって認証されていること。
  • サプライヤー、NGO、専門家、および第3者機関などさまざまなステークホルダーと連携し、原産地のトレーサビリティを確認します。

用語

  1. *1 HCV:High Conservation Value
  • * HCS:High Carbon Stock
  • * FSC: Forest Stewardship Council 森林管理協議会
  • * PEFC:Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes 森林認証プログラム

運用

国・地域の事情に鑑みて、このガイドラインを段階的に実施します。
このガイドラインは社会状況の変化や新たな知見に応じて改訂します。

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