毛髪セット保持性と感触のよさを両立したヘアスタイリング剤
美しい肌、美しい髪の創造

ヘアスタイルの嗜好は時代とともに変わります。近年、「自然でやわらかなヘアスタイル」が求められており、花王では、「自然でやわらかな感触」と「セット持続性の高さ」を両立するスタイリング技術の開発に取り組んでいます。
スタイリング剤では、水分の存在下で髪の形状を整え(ウォーターセット)、それを油脂成分やポリマーで固定する、という手法が基本技術として用いられてきました。ところが、こうした技術は、「ポリマー等の付着で髪の感触が悪くなる」「一度セットがくずれると元に戻りにくい」「高湿度下ではウォーターセットがくずれて次第にまとまりが悪くなる」などの欠点を抱えていました。
それに対して「美髪技術」には、髪を内部まで改質してウォーターセット性とセットの耐湿性を向上させる効果があることが見いだされました。基礎的な研究により、本技術の構成成分が毛髪内部に浸透して水分と置き換わるとともに、タンパク同士の水素結合力を強化するという作用メカニズムも明らかになっています。現在では、その特長を最大限活かすための製剤化研究を経て、日本花王のスタイリング剤の主力ブランドである『リーゼ』をはじめ、海外のスタイリング剤にも応用されています。

今後も、極めて複雑な階層構造を持つ「毛髪」に起こるさまざまな現象について、物性・構造・生理・剤の作用などの基盤研究を推進し、時代をリードする画期的なスタイリング剤の開発に取り組んでいきます。

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