参考資料: 2017年08月08日

<お知らせ>
「地域の健康を住民で支えあう健康づくり活動」の効果を確認

~花王・りぷらす・石巻専修大学による産学連携の健康づくり活動を効果検証~

花王株式会社(社長・澤田道隆)はこのたび、「地域での継続した健康づくりの実現」というテーマのもと、一般社団法人りぷらす*1 (代表理事・橋本大吾、以下りぷらす)、石巻専修大学人間学部の山内武巳教授と協働し、宮城県石巻市において地域高齢者の健康づくり活動として、介護予防や健康促進の担い手となるボランティア向けの勉強会「おたがいからだづくりサポーター(以下おたからサポーター)*2 養成講座」に2016年5月から10カ月間継続して取り組んできました。
その結果、養成講座の健康づくり活動に参加したおたからサポーターは、参加前と比較して、
1)身体組成の変化として、腹囲、内臓脂肪面積が有意に低減
2)健康意識が有意に向上
することを確認しました。

研究概要

「地域での継続した健康づくりの実現」に向けて、今回の「おたからサポーター養成講座」による健康づくり活動の効果を検証することを目的として、りぷらすの健康ボランティア養成講座の参加者に対して、健康サポーター養成講座実施前と、約10カ月後(その内、最初の3カ月間、1日4時間の講義を4日間および4回のボランティア現場実習とする講座を実施)に、身体組成、身体活動、体力、健康状態を測定し、比較検討しました。

<花王の役割>
花王は、この養成講座において、これまで培ってきた高齢者の健康に関わる研究知見や、内臓脂肪測定器や歩行解析システムなどの健康支援ツールを提供して、メタボリックシンドローム、ロコモティブシンドロームについてのセミナーや内臓脂肪測定、歩行解析などの健康チェック(身体組成、身体活動、体力、健康状態の測定)をいたします。
<石巻専修大学 山内教授の役割>
石巻専修大学山内研究室が従来から行なっている石巻地域における健康度要因調査研究の知見を活用して測定結果を解析し、その効果検証を行ないます。

測定条件

対象者  : りぷらすの健康ボランティア養成講座の参加者
<評価項目>
身体組成 : 身長、体重、体脂肪率、腹囲、内臓脂肪面積、血圧
身体活動 : 1日の平均歩数、歩行速度、中強度活動時間、座位時間
体力   : 握力、30秒椅子たちあがり
健康関連 : SF36健康調査票
(健康関連QOLを測定するための、科学的な信頼性・妥当性を持つ尺度で、「身体的健康」と「精神的健康」についての関連性をみることができます。)

今後の取り組み

花王は、「地域での継続した健康づくりの実現」に向けて、
1.今回の「おたからサポーター養成講座」の育成支援活動を、今年も継続して協力していきます。
2.新たに「おたからサポーター養成講座」に参加して健康効果を実感したおたからサポーターによる、地域住民(石巻市 川の上地区)の健康づくり活動の効果を検証していきます。
今後、このりぷらすの健康づくり活動が、高齢者の健康づくりの先導モデルとして、日本各地域に広がっていくことを期待しています。


*1 一般社団法人りぷらす(宮城県石巻市、代表理事・橋本大吾)
2013年1月設立。「子どもから高齢者まで病気や障がいの有無にかかわらず地域で健康的に生活し続けることができる社会を創造する」を理念に活動。東日本大震災後、要介護者の増加が著しい石巻市を中心に、高齢者の健康づくりをサポートしています。花王は、東北の産業復興に向けて「みちのく復興事業パートナーズ」(被災地の復興に取り組む次世代リーダーを企業のリソースを使って支える企業コンソーシアム)に参画し、りぷらすの活動を他企業と連携して支援してまいりました。
http://rilink.is-mine.net/index.html

*2 おたからサポーター
りぷらすがつくった、おたがいからだづくりサポーターの略。おたからサポーターの役割は、仮設住宅や地域の集会場で体操することを手段として、主体的に健康づくり、コミュニティーづくりを担う住民を育成し、健康寿命を延ばすことを目的とします。

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