発表資料: 2014年12月09日

静岡県立大学と花王株式会社が産学連携講座を設立

-茶カテキンを含むポリフェノール研究の拠点を目指す-

この度、静岡県立大学(学長、木苗直秀)と花王株式会社(社長、澤田道隆)は、新たに産学連携講座を設立し、共同研究を開始することになりました。本講座の目的は、『肥満等のメタボリックシンドロームに対する茶カテキンをはじめとするポリフェノール類の作用機構や、老化に伴う筋肉や脳機能の低下に対する有効性等を明らかにすること』です。

共同研究の経緯

静岡県は日本一の健康長寿を誇っており、メタボリックシンドロームに該当する人の割合が日本一少ないことが知られています(資料1)。この要因として、緑茶の飲用量が多いことが挙げられています。このような背景のもとで、静岡県立大学では生活習慣病や老化予防に対する緑茶の効能について多くの研究実績があり、現在までに230報以上の研究成果を報告しています(資料2)。

一方、花王株式会社においては、緑茶に多く含まれる成分である茶カテキンによる体脂肪低減効果を中心に多くの研究が行われており、40報を超える研究論文が報告され、茶カテキン関連では約360件の特許が出願されています(資料2)。

以上の実績より、両者が協力することにより、茶カテキンをはじめとするポリフェノール類の研究が一層推進されることが期待されます。

共同研究の概要

静岡県立大学内に産学連携講座を新たに設置し、花王株式会社より派遣される研究員4名(常駐1名、非常駐3名)、静岡県立大学食品栄養科学部・薬学部の教員4名および新たに雇用された研究員1名が共同研究にあたります。期間は3年間の予定で、定期的に研究進捗状況を確認しながら、迅速に研究を進めていきます。

期間:平成26年10月1日~平成29年9月30日
場所:静岡県立大学 食品栄養科学部棟
研究題目:ポリフェノール類の生理作用に関する研究

共同研究により期待される成果

新たに得られた成果は、両者共同で積極的に世界へ発信し、茶飲料をはじめ、機能性食品の更なる開発に貢献するとともに、生活習慣病の発症予防や筋肉・脳の老化に伴う機能低下の解明等に積極的に寄与していきたいと考えています。

※社外への発表資料を原文のまま掲載しています。