社長メッセージ


代表取締役 社長執行役員
澤田 道隆


“利益ある成長”と“社会のサステナビリティへの貢献”の両立を図り、
“グローバルで存在感のある会社”をめざします。


株主の皆さまには、日頃、当社グループの事業活動・企業活動に格別のご理解、ご支援を賜り、誠にありがとうございます。

当期の世界の景気は、全体として弱いながらも回復が続いています。新興国の景気拡大のテンポが緩やかになる中で、米国で回復傾向を示し、欧州では弱さが残るものの持ち直しの傾向が見られます。日本の景気は、経済政策への期待感から個人消費が持ち直し傾向にあり、緩やかに回復しています。

こうした中、当社グループは、「花王グループの中期三カ年計画 K15」の初年度である当期において、以下の3つの成長戦略をベースに慎重かつ大胆に事業に取り組むとともに、「花王グループの資産の最大活用」に努めました。

(1)コンシューマープロダクツ事業のグローバル拡大
(2)ファブリック&ホームケア事業の磐石化とビューティケア、ヒューマンヘルスケア事業の利益ある成長の加速
(3)ケミカル事業の強化

その結果、業績は、カネボウ化粧品の一部美白製品の自主回収の影響による売上・利益の減少があったものの所期の予定を上回る状況で推移し、4期連続の増収増益、過去最高の営業利益及び経常利益を達成することができました。

当期の年間配当金は、前期に対して2円増配の1株当たり64円としました。

2014年度は、消費税増税の実施や原材料市況・為替の変動など、事業環境が厳しく不透明な状況が予想されますが、K15達成のための重要な年になります。上記の3つの成長戦略を引き続き着実に推進するとともに、従来以上に積極果敢に事業展開を進めます。そして、グループ一丸となって、驚きや感動、気付きを与えるような価値の提案をめざしてまいります。

また、監督と執行の分離及び迅速な意思決定をさらに進め、健全で透明性の高い経営を実現できるよう経営体制の刷新を行いました。

最後になりますが、株式会社カネボウ化粧品、株式会社リサージ及び株式会社エキップの一部の美白製品を使用されたお客さまに白斑様症状が発症している問題につきましては、一日も早い回復を願うとともにお一人おひとりに対して誠実に対応させていただきます。また、より高いレベルの安全・安心の担保を図りつつ、再発防止に努めることが重要であり、グループをあげて真摯に取り組んでまいります。

当社グループは、“利益ある成長”と“社会のサステナビリティへの貢献”の両立を図り、“グローバルで存在感のある会社”となることをめざしてまいります。

株主の皆さまには、こうした当社グループの事業活動・企業活動に引き続きご理解をいただき、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

2014年3月
花王株式会社
代表取締役 社長執行役員