2017年05月19日 サステナビリティトピックス

花王が和歌山市内の小学4年生に和歌山の歴史と環境を学ぶ教材を制作

花王の和歌山事業場は、このほど、和歌山市内の小学4年生を対象に、県の指定文化財である「水軒堤防(すいけんていぼう)」についての学習教材「水軒堤防ものがたり」を制作し、4000部を和歌山市に寄贈しました。

和歌山事業場は国内最大の研究・生産拠点で、工業用の油脂製品や界面活性剤から、シャンプーや洗剤などの家庭用製品まで、さまざまな製品の研究・生産を行っています。その敷地面積は約50万㎡で、その中に、県の史跡に指定されている「水軒堤防」の一部が残っています。この「水軒堤防」は、江戸時代初期に、海からの強風や高波、塩害から人々の暮らしや農地を守ろうと、初代紀州藩主の徳川頼宣(よりのぶ)公の命により築かれたのが始まりとされる防潮・防風・防波堤防で、当時植林されたクロマツ林が、現在も和歌山事業場内に残っています。また場外には、江戸期の最高水準の技術で作られた石積みの堤防も残っています。
花王では、敷地内にあるこのクロマツ林の保全活動に長い間取り組んできており、2017年3月には、「社会・環境緑地評価システム(SEGES)」の最高ランク評価をいただいています。

そこで、この水軒堤防の存在と価値を地域の子どもたちに知ってもらおうと、和歌山市内の元小学校の先生や花王の和歌山事業場の従業員とで編集委員会を設立。和歌山市教育委員会などの協力を得て、およそ2年がかりで「水軒堤防ものがたり」を完成させました。
この教材は、郷土の環境や社会について学ぶ、和歌山市内のすべての小学4年生に配布されるほか、県内の小学校や公立図書館などにも寄贈します。これにより、地元の多くの小学生に「水軒堤防」について知ってもらいたいと考えています。

花王は、これからも、地域に即した社会貢献活動を通じて、「豊かな生活文化の実現と社会のサステナビリティへの貢献」に取り組んでまいります。

和歌山市役所で行われた贈呈式の様子

和歌山市役所で行われた贈呈式の様子

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